小さな頃にはよくおままごとをして遊んでいました。

おままごとは子供が周りの環境を認識できるようになり、大人の真似をし始める頃に発展する遊びと言えるのではないでしょうか。

おままごと遊びが好きな子供には、おままごとができるプレゼントを贈りたいものです。

さて今回は、おままごと遊びが子供に与える効果について調べてみました。

子供の成長にも大きく関与するおままごとについて知っていきましょう。




おままごとがもたらす効果とは?

おままごとの原点は、日常生活で周りの大人達がやっていることを真似する行為にあると言われています。

その結果、子供に与える影響も人間的な成長に伴うものが増えていきます。


ことばを覚えることができる

真似っこが原点ですから、日常生活において人々が使っている言葉を使うシーンも増えていきます。

その結果、言葉を自然に習得することにつながります。

そのうえ言葉の意味だけでなく、使うシーンも自然に学ぶことができるのです。

社会性が身に付く

おままごとには大抵相手が存在します。

言葉を知り、使う場面を理解するようになり、相手に投げかけるようになれば、相手の反応を知ることにもつながります。

時には相手の反応が悪く、ケンカになってしまったり悲しい思いをすることもあるかもしれませんが、やりとりによって社会性が身に付くのは事実です。

自分の感情だけでなく、相手の感情も理解できるようになる利点があるのです。

創造力が身に付く

おままごとは真似っこが原点ですが、真似だけで成り立っている訳ではありません。

そのうちおままごとをする中で、「自分だけのもの」を創りだすようにもなっていきます。

お母さん、お父さんの真似をしていく中で、自分らしい特徴を見いだすことができるのも、おままごとによって得られる効果と言えます。


脳の発育にも効果抜群!?

この「他の人の真似をする」が原点となっているおままごとは、子供の脳の発育に効果抜群であると考えられています。

先に紹介した効果にもありますが、社会性が身に付くまでの流れには、「相談→決定→実行」の流れがあります。

時々子供が遊んでいる時に「私○○役ね」と立候補している場面に出くわします。

その際、同じ役をやりたがっている子がいたら相談しますよね。

代替案を出すこともあります。

このように互いに話し合い、解決策を探し、意志決定をしたうえで実行するという流れは、脳の発達をうながすことになるのです。


心理学的に見たおままごとの効果

また心理学的にもおままごとには効果があります。

おままごとは、子供達が周りから情報を吸収し、沢山おしゃべりをし始める2〜7歳頃の象徴機能(何かを別の何かに見立てる機能)の一部であると言われています。

おままごとをしていくうちに、この象徴機能が整っていくという流れです。

例えば私達大人は、ウサギのぬいぐるみを見ても、ウサギの写真を見ても「これは何を表しているか」と問われれば「ウサギ」と認識することができますが、成長途中の子供達はその2つの共通点を見いだすことがまだまだ未熟な状態です。

おままごとをしていく中で、それぞれが個々に抱く象徴(ごっこ遊びで言えば役割)に共通点があることを学んでいくことができるのです。

一致しない場合には、一致させようと相談することでしょう。

はじめはうまくいかずケンカになることもありますが、徐々に象徴機能が整っていくことで、協調性や把握力を学ぶことにつながります。




おすすめおままごとセット

最後におすすめのおままごとセットをご紹介していきます。

私は一人っ子でしたが、おままごとセットは相手との接点がまだない期間であっても楽しめるギミックがついているものもあるのでオススメです。

はじめてのおままごと サラダセット




はじめておままごとセットを購入する人にもおすすめな、定番のおままごとセットです。

片付けトレーニングにも役立つ木箱に野菜がたっぷり入ったおもちゃで、皮むき体験ができるピーラーも入っています。

野菜を切ったり皮を向いたりするギミックには、音や触感を楽しむことができる点から、五感の発達にも役立つと言えます。

NextX おままごと




プラスチック製の軽いおままごとセットなので、1歳未満のお子さんが投げたりして遊んでも壊れることはありませんし、万が一当たってしまっても軽いためケガの心配が減ります。

マジックテープ式のおもちゃなので、サクサク切る感触がとても楽しい商品です。

野菜だけでなくお肉やコンロ、バスケットもセットされています。

セットで入っているバスケットは、お買い物カゴのような見た目なので、買い物から料理までといった生活における一連の流れを体感することができます。

ソニおままごとセット




32種類もの食べ物が入っているセットで、ケーキやハンバーガーといった料理も楽しむことができるのが珍しいおもちゃです。

おもちゃのナイフは薄手で、食材をカットしやすいと評判です。

フィッシャープライス プリスクール メディカルセット




おままごとのテーマは料理だけではありません。

このおままごとセットはなんと「お医者さん」ごっこを楽しむことができるセットとなっています。

このセットはなかなか本格的なセットが含まれており、ばんそうこうはもちろん、聴診器、注射、体温計、耳チェッカー、そしてなんとも面白いことに血圧計が入っています!

お医者さんごっこをする中で、「遊び終わったら手を洗う」といった健康面への意識づけを強めることができますし、病院やお医者さんに対する恐怖心を薄れさせるのにも効果を発揮するのではないでしょうか。

ColorGo 木のおもちゃ 大工さんセット




こちらも珍しい「大工さんのおままごとセット」です。

大きめにかたどられた木のおもちゃではありますが、用意されている工具はどれも本格派です。

ハサミや定規といったスタンダードなアイテムから、ハンマー、のこぎり、ねじなど大工さんの仕事で使うようなアイテムが目白押しです。

どの道具がどのような用途で使えるのかを学ぶこともできるので、形やそのものの役割について自然と学ぶことができます。

工具箱のような収納ボックス付きで、形の認識力を高める効果もあると言えます。


まとめ

おままごとをして遊ぶ子供は、大人の真似を原点としています。

ですから子供の見本となるような大人でいたいものですね。

またおままごとセットに限らず、子供とともに遊ぶ時には、彼らが関心を抱くことに対して真剣に付き合ってあげましょう。


参考文献

1.おままごとが子供の成長にいい理由
 https://www.pienikoti.com/galleries/pienikoti/20160224_3124/

2.子供にとって「ごっこ遊び」がとんでもなく脳にいい理由
 http://diamond.jp/articles/-/111479

3.認知的な発達心理学 ごっこ遊びは発達に重要だった
 http://www.fun.ac.jp/~hanada/kokoronokagaku/program10.html